実際の抜歯手順は非常にシンプルです。抜歯当日は十分な局所麻酔を効かせてから処置に入るため、術中に鋭い痛みを感じることは基本的にありません。骨に問題がなければ、麻酔が効いてからわずか数分〜十数分程度で抜歯が完了することも珍しくありません。
術後を快適に過ごすための最大のポイントは「当日の過ごし方と食事管理」にあります。麻酔が完全に切れるまでの約1〜3時間は、誤って頬の内側や唇を噛んだり、熱いもので火傷をしたりする恐れがあるため飲食は厳禁です。
麻酔が切れた後の食事は、患部を刺激しないよう配慮が必要です。おかゆ、うどん、ゼリー飲料、ヨーグルトなど、柔らかく噛まずに飲み込めるメニューを選びましょう。以下のNG行動を避けることが、術後の早期回復に直結します。
- 強いうがいの禁止:傷口を塞ぐ血の塊(血餅)が流れてしまい、治癒が大幅に遅れます。
- 血行を促す行為の制限:当日の長風呂、激しい運動、アルコールの摂取は出血と腫れを助長します。
- ストローの使用を避ける:口の中を陰圧にするストロー吸いは、止血を妨げる原因になります。