作詞家としての華々しい実績の一方で、菊池常利氏の本質は泥臭く全国を巡る生粋のシンガーソングライターにあります。そのキャリアは、1989年に結成されたフォークデュオ「LA-LA Deux(ララドゥ)」から本格的にスタートしました。哀愁漂うアコースティックサウンドと卓越した歌唱力でメジャーシーンに足跡を残し、TOKIOの『Only One Song』をはじめとする数々の楽曲提供でも手腕を発揮しています。
グループ解散後は、ソロアーティスト名義「TWUNE(ツネ)」として活動をリスタート。ギター1本を抱えて全国のライブハウスやイベントを精力的に飛び回るスタイルを確立しました。ロックテイストとフォークの温かみを兼ね備えた楽曲群は、世代を超えて根強い支持を獲得しています。
公のプロフィールにおいて、菊池常利氏の生年月日は公式には日にち(3月9日)のみが明かされ、生まれ年は非公開とされるケースが目立ちます。しかし、過去の音楽活動の遍歴や関係者の証言から、1960年代初頭から半ばの生まれと推測されており、60歳前後に達していると見られます。にもかかわらず、ステージ上で見せる引き締まった体躯とダイナミックなパフォーマンスは年齢を全く感じさせず、その若々しいビジュアルはライブを訪れる観客を常に圧倒しています。
また、彼の人間性を語る上で欠かせないのが、5歳から18歳までの青春時代を過ごした福島県東白川郡矢祭町との絆です。東日本大震災以降、常利氏は被災地となった故郷の復興支援活動に誰よりも早く立ち上がり、学校での無料講演ライブやチャリティ活動を継続。福島を「魂の故郷」と公言し、地域に寄り添う音楽活動をライフワークとして継続しています。