現在の新札幌エリアにおける飲食店構成を理解する上で外せないのが、主要4拠点のポジショニングです。駅直結の歩行者デッキや地下回廊によって結ばれたこの街は、施設ごとにターゲット層と利用体験がはっきりと分かれています。
中心となるのは、天候に左右されないインドアパーク「BiVi PARK」を擁するBiVi新さっぽろです。緑豊かな室内空間を取り囲むように、北海道初進出の話題店やトレンドを押さえた個性派レストランが並び、常に若い世代や感度の高い層で賑わっています。対するサンピアザは、地下に広がる「味の街」を中心とした老舗レストラン街が健在です。昭和から平成、令和へと受け継がれてきた地元密着の洋食、中華、和食店が並び、幅広い年代の常連客に支えられています。
家族連れや時短を最優先する層には、道内最大級の座席規模を誇るカテプリ新さっぽろフードコートが確固たる地位を維持しています。さらに、ワンランク上の会食や優雅なひとときを求めるニーズは、ランドマークであるホテルエミシア札幌が受け止める構造です。新旧の商業拠点が密集しているからこそ、下調べなしに足を踏み入れると「長蛇の列に巻き込まれる」「落ち着いて会話ができる店が見つからない」といった失敗に直面します。