警察庁の犯罪統計や報道各社の速報によると、通勤途中の駅エスカレーターや電車内、さらには銀行の店舗周辺において、靴や鞄に忍ばせた小型カメラやスマートフォンでスカート内を盗撮したとして行員が身柄を拘束されるケースが継続して発生しています。信用第一を掲げる金融業界において、銀行員による盗撮逮捕のニュースが流れるたびに、社会や預金者に走る衝撃は計り知れません。
警察の取り調べや法廷の証言録取書で明らかになった銀行員の盗撮動機を分析すると、共通して浮かび上がるのは「強い抑圧と過度なストレス」そして「性的嗜好の歪み」です。捜査関係者の証言や記者会見で開示された供述には、次のような生々しい声が記録されています。
「日々の厳しい営業ノルマと支店内の人間関係に押しつぶされそうになり、いけないと分かっていながらスリルを味わうことで現実逃避してしまった」
「一度成功したことで発覚しないと思い込み、通勤時の習慣のようにエスカレーターでカメラを向けていた」
多くの事例で、犯行は単発ではなく数百回に及ぶ常習的な犯行であったことが押収されたスマートフォンの解析(デジタル・フォレンジック)で判明しています。理性でブレーキをかけるべき職業倫理が、刹那的な衝動と常習的な依存によって完全に崩壊していた実態が浮き彫りになっています。