京都ゑびす神社が1年で最も活気に包まれるのが、毎年1月8日から12日までの5日間にわたって斎行される「十日ゑびす(初更大祭)」です。初春の京都を彩る代表的な神事であり、関西一円から数十万人の参拝者が訪れます。
十日ゑびすの代名詞とも言えるのが、縁起物の「福笹」です。京都ゑびす神社は「福笹発祥の神社」としても知られています。青々とした孟宗竹の笹に、鯛、小判、俵、烏帽子、千両箱などの「吉兆(縁起物の飾り具)」を結びつけて完成させます。
基本となる福笹本体の初穂料は約3,500円〜4,000円前後から授与されており、そこへ好みの吉兆(1個あたり1,000円〜2,500円程度)を追加していきます。事業規模や個人の祈願に合わせて吉兆を増やしていくのが伝統的な習わしです。
また、1月9日に行われる「宝恵かご社参」は必見です。東映太秦映画村の女優が華やかな駕籠に乗り、「商売繁盛で、ホエホエ繁盛」という独特の掛け声とともに神社へ参拝し、福笹を授与する光景は、古都の正月ならではの艶やかさを誇ります。