駆血帯の巻き方のコツと選び方|痛みを抑えるプロの採血技術と最新比較

駆血帯の巻き方のコツと選び方|痛みを抑えるプロの採血技術と最新比較

駆血帯の巻き方のコツと選び方|痛みを抑えるプロの採血技術と最新比較に関する深掘り解説を分かりやすく解説いたします。

現場の看護師や臨床検査技師へのヒアリングにおいて、患者から最も多く寄せられる不満の一つが「駆血帯で皮膚を挟まれて痛い」「締め付けがきつすぎる」という訴えです。患者に負担をかけず、確実に血管を浮き上がらせるプロの技術には、明確なポイントが存在します。

皮膚の挟み込みを防ぐタオル・下着越しの工夫と角度

高齢者や浮腫のある患者、皮膚が脆弱な患者の場合、駆血帯を直接巻き付けると表皮剥離や内出血(紫斑)を引き起こす危険があります。こうしたケースでは、薄手のタオルや患者の衣服(袖)の上から巻く、あるいはペーパータオルを一枚挟む処置が極めて有効です。

また、駆血帯の端を引く際に上方向へ強く引っ張り上げると皮膚を巻き込みやすくなります。皮膚面と平行に近い角度を保ちながら均等にテンションをかけることが、痛みを抑える巻き方のコツです。

チューブ式駆血帯の「痛くない結び方」と片手解除の手順

昔ながらのゴムチューブ式(丸ゴム・平ゴム)を用いる場合、結び目が皮膚に食い込まないよう配慮しなければなりません。

  1. 腕の下にチューブを通し、左右の長さを均等にする。
  2. 片側を交差させた後、下側になったチューブを輪にして上側のチューブの下へ潜り込ませる(引き解け結び)。
  3. 結び目の先端が穿刺部位側(末梢側)に垂れ下がらないよう、必ず中枢側(肩側)へ逃がす。

この結び方を徹底することで、穿刺野を清潔に保てるだけでなく、採血完了時に片手で端を引くだけで瞬時に解除でき、針が刺さった状態での振動やズレを最小限に防ぐことが可能です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。