2023年3月に新天地(旧市場跡地)でグランドオープンを果たした第一牧志公設市場は、開業から年月を経た現在、地元住民の日常的な買い出しと国内外からの観光客の熱気が絶妙に調和した成熟期を迎えています。建物は鉄骨鉄筋コンクリート造の地上3階・地下1階建てで、全館に強力な空調とエスカレーター、エレベーターが完備され、南国特有の蒸し暑さを感じることなく快適に買い物が楽しめる環境が整いました。
市場のフロア構成は、1階が鮮魚・精肉・乾物・惣菜などの生鮮店舗エリア、2階が沖縄そばや郷土料理を味わえる食堂街および物販フロア、3階が多目的室や調理実習室などのコミュニティスペースとなっています。かつての木造アーケード時代の迷宮のようなディープさを惜しむ声もありましたが、実際には威勢のいい仲買いや店主たちの掛け声が飛び交い、沖縄ならではの色鮮やかなイラブチャー(ブダイ)や夜光貝、豚の顔皮(チラガー)が並ぶ光景は今も変わらぬ迫力を放っています。