牧志公設市場を訪れる最大の醍醐味が、1階で選んだ食材をその場で2階の食堂街へ運び、プロの手で調理してもらう「持ち上げシステム(ツバメ・きらく等の食堂連携)」です。しかし、初めて市場を訪れた観光客の中には「注文方法がわからない」「いくらかかるのか不安」と躊躇してしまうケースも少なくありません。ここでは現場で迷わないための具体的なステップと買い方のコツを整理します。
【ステップ1:1階の鮮魚店・精肉店で食材を選ぶ】
まずは1階の鮮魚コーナーを歩き、気になった魚や貝を選びます。店員に予算や人数(例:「2人で刺身と焼き物を少しずつ食べたい」)を伝えると、適切なサイズを提案してくれます。値札は1匹単位、または100g単位で表示されているため、購入確定前に「総額いくらになるか」を必ず確認するのがトラブルを防ぐ鉄則です。
【ステップ2:「持ち上げ希望」を伝えて調理法を決める】
購入時に「2階で食べたい(持ち上げ)」と伝えます。1匹の魚でも「半身を刺身、残りの半身をバター焼きやマース煮(塩煮)」といった具合に、部位ごとに調理法を分けることが可能です。伊勢海老やセミエビ、夜光貝などは刺身にした後の殻を使って「味噌汁」に仕立ててもらうのが王道です。
【ステップ3:指定された2階食堂へ移動して実食】
食材の購入が完了すると、鮮魚店のスタッフが提携する2階の食堂へ案内してくれるか、あるいは食材を持参して希望の食堂に入店します。調理加工代金として大人1人あたり3品まで550円(税込)程度が別途発生し、4品目以降は追加料金(1品につき数百円)がかかるのが一般的な料金体系です。食堂では沖縄そばやオリオン生ビール、白米などを追加注文して豪華な海鮮定食を完成させます。