細木数子の資産総額が判明|数百億円の遺産と豪邸を誰が継いだのか

細木数子の資産総額が判明|数百億円の遺産と豪邸を誰が継いだのか

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細木氏の遺産を巡る最大の特徴は、世間が予想したような「親族間の骨肉の争い」が表面化しなかった点にあります。その背景には、細木氏が生前に断行した2016年の養子縁組がありました。

細木数子氏には実子がありませんでした。そのため、何の手も打たずに逝去した場合、民法上の法定相続人は兄弟姉妹、あるいはその代襲相続人である甥や姪など、多数の親族に分散することになります。そうなれば、莫大な遺産や版権を巡って血みどろの遺産分割紛争が勃発し、六星占術のブランドそのものが空中分解することは火を見るより明らかでした。

そこで細木氏が後継者として白羽の矢を立てたのが、実妹の長女であり、幼少期から我が子のように可愛がっていた細木かおり氏でした。かおり氏はすでに結婚し家庭を持っていましたが、細木氏は彼女とその子どもたちを溺愛し、長年にわたり英才教育を施してきました。2016年に正式に養子縁組を成立させたことで、かおり氏は法律上の「第一順位の法定相続人(子)」となり、他の親族の相続権(遺留分を含まない傍系親族の権利)を法的に排除することに成功したのです。

当時の様子について、女性誌の取材に対し細木数子氏は「私が死んだ後、誰がこの教えを守り、誰が墓を守るのか。かおりしかいない」と語っていました。単なる財産の引き継ぎではなく、「六星占術の看板」「事務所の経営権」「先祖の祭祀」を不可分なパッケージとして委譲するための極めて論理的かつ冷徹な戦略的養子縁組でした。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。