矢田亜希子の結婚を語るうえで避けて通れないのが、元俳優・ミュージシャンの押尾学との過去です。当時「トップクラスの清純派女優」として君臨していた彼女と、破天荒な言動でカリスマ視されていたロックボーカリストの結びつきは、芸能界に激震を走らせました。
ふたりの出会いは、2000年の大ヒットドラマ『やまとなでしこ』(フジテレビ系)での共演に遡ります。この段階では共演者の一人に過ぎませんでしたが、決定的となったのは2005年放送のドラマ『夢で逢えたら』(TBS系)での再共演でした。意気投合した2人は交際へと発展し、ハワイ旅行の様子などが週刊誌にスクープされオープンな交際を継続。そして2006年11月13日、正式に入籍を発表しました。
事務所や周囲の根強い反対を押し切ってのゴールインとも報じられ、2007年11月には第一子となる男児が誕生。順風満帆な家庭生活を歩んでいるかに見えましたが、その生活はあまりにも唐突かつ凄惨な形で崩壊を迎えます。
2009年8月初旬、押尾学が六本木ヒルズのマンションの一室で起こした「麻薬取締法違反(使用)」および「保護責任者遺棄致死罪」に問われる重大事件が発生。世間を震撼させたこの事件の直後、矢田亜希子は代理人を通じて即座に離婚届を提出(2009年8月上旬成立)しました。
当時の公式コメントや報道資料によると、事件発覚の半年以上前から価値観の乖離や度重なるトラブルにより別居状態が続いていました。事件自体への関与は一切なかったものの、幼い息子の将来と母親としての責任を第一に考え、迷うことなく完全な決別を選んだのです。クリーンなイメージで多数のCM契約を抱えていた彼女にとって、この離婚劇はキャリアの一時中断を余儀なくされるほどの試練となりました。