黒い羽のトンボは不吉?神様トンボと呼ばれる理由と幸運サインの真相に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
「黒い羽のトンボ」と一言で言っても、日本国内には酷似した外見を持つ別種が存在します。特に間違われやすいのが同属のアオハダトンボ、そして羽の形状が特徴的なチョウトンボです。それぞれの決定的な識別ポイントを整理しました。
種名羽の特徴・見分け方主な生息環境・水質飛行パターン・備考ハグロトンボ羽全体が完全な黒色。雌雄ともに羽の先端に白班(偽縁紋)は一切ない。平地から低山地の緩やかな細流・水路。中程度の水質悪化にも耐える。水面近くをひらひらと舞う。止まった際に羽を開閉する合掌動作を行う。アオハダトンボハグロトンボより羽幅が広い。メスの羽の先端に明瞭な白い斑点(偽縁紋)がある。水質が極めて良好で水草が繁茂する清流。環境省レッドリスト準絶滅危惧(NT)。オスは尾端の裏側が白色で、求愛時に反り返して見せる特異な求愛ダンスを行う。チョウトンボトンボ科特有の幅広な羽。光の角度で青藍色〜メタリックバイオレットに強く輝く。植物が豊富な池、沼、湿地、ダム湖などの静水域。木の上など高い位置をフワフワと浮遊するように飛ぶ。静止時は羽を平らに広げる。
野外での観察において最も確実な識別ポイントは、「止まった時の羽の向き」と「メスの羽の先端」です。ハグロトンボとアオハダトンボは均翅類(イトトンボの仲間)であるため羽を背中で立てて閉じますが、チョウトンボは不均翅類(一般的なトンボ)のため羽を水平に広げて静止します。
また、ハグロトンボとアオハダトンボを見分ける決定打は、メスの翅端にある「白いスポット(偽縁紋)」の有無です。羽の先に白い星が付いていればアオハダトンボのメス、全体が真っ黒であればハグロトンボと判定できます。