腹腔鏡手術の傷跡は消える?術後1年の経過とへそ変形・ケロイド予防策

腹腔鏡手術の傷跡は消える?術後1年の経過とへそ変形・ケロイド予防策

腹腔鏡手術の傷跡は消える?術後1年の経過とへそ変形・ケロイド予防策とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

術後の回復期において、日常生活への復帰基準を巡る疑問も尽きません。特に「旅行で温泉に入れるのはいつか」「運動やプールはいつから安全か」という問いは、社会復帰やQOLの観点から切実です。

多くの外科・産婦人科・消化器外科の統一基準として、一般的なシャワー浴は術後数日(抜糸または創部チェック後)から許可されますが、「湯船への入浴」「公衆温泉」「温水プール」の解禁時期は術後1ヶ月が目安とされています。

皮膚表面の傷がふさがっているように見えても、真皮深層や腹壁の筋膜は修復の途上にあります。術後1ヶ月検診での診察(超音波検査や創部・内診の確認)を受け、主治医から正式な許可が出るまでは長湯や公衆浴場は厳禁です。温泉施設やプールにはレジオネラ属菌をはじめとする雑菌が存在し、未成熟な創部組織から感染を引き起こすリスクがあるためです。

また、運動の再開についても段階を踏む必要があります。術後1ヶ月を過ぎて散歩や軽いストレッチから開始し、腹筋に強い腹圧がかかる激しい筋力トレーニングやマリンスポーツは、創部のヘルニア予防の観点からも術後2〜3ヶ月まで控えるのが安全策です。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。