過剰摂取を避けたい健康志向の層から支持を集める「代替コーヒー」ですが、店頭の表記には明確なルールの違いが存在します。日常会話では同義語のように使われがちですが、含有レベルにははっきりとした基準があります。
「カフェインレス」は、もともとわずかにカフェインが含まれているが微量にとどまる状態を指し、日本の公正競争規約では「カフェインを90%以上カットしたもの」と定義されています。一方の「デカフェ」は、本来カフェインを含んでいる豆や茶葉から、特殊な水抽出法や超臨界二酸化炭素抽出法によってカフェイン成分を取り除いた(脱カフェイン処理)状態を指します。どちらも「含有量ゼロ(完全なゼロ)」ではない点に注意が必要です。
完全にカフェインを排除したい場合は、麦茶、ルイボスティー、黒豆茶、ハーブティーなどの「ノンカフェイン(カフェインゼロ)」と明記された天然由来の素材を選ぶ必要があります。重度の過敏症や医師から厳格な制限を指示されている妊婦は、パッケージの裏面表示を細かく精査する習慣をつけることが大切です。