腕がくっつく「猿手」とは?原因と見分け方・神経麻痺との違いを徹底解剖

腕がくっつく「猿手」とは?原因と見分け方・神経麻痺との違いを徹底解剖

腕がくっつく「猿手」とは?原因と見分け方・神経麻痺との違いを徹底解剖について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

医療における上肢の末梢神経麻痺には、麻痺する神経の部位によって特徴的な手の変形が現れる。自覚症状が単なる関節の緩みなのか、神経麻痺によるものかを判断するための基準を整理しておきたい。

病態・名称原因となる神経・骨格外見的特徴と主な症状鑑別の要点・対処方針骨格性猿手(猿腕)肘関節の靭帯弛緩・運搬角の増大腕を伸ばすと肘が反り返り、左右の肘が接触する病気ではなく骨格特徴。筋力強化と動作制御で改善を図る医学的猿手(正中神経麻痺)正中神経の絞扼(手根管症候群など)母指球筋萎縮、親指の対立障害、OKサイン不能神経内科・整形外科での精密検査、装具や手術が必要鷲手(尺骨神経麻痺)尺骨神経の圧迫(肘部管症候群など)薬指・小指の付け根が伸び、指先が曲がったまま固まる小指側の痺れを伴う。重症化すると指の開閉力が著しく低下下垂手(橈骨神経麻痺)橈骨神経麻痺(上腕の圧迫、骨折など)手首や指を自力で持ち上げられず、ダランと垂れ下がる腕枕での就寝後などに急性発症しやすい。早期の固定・投薬

このように、正中神経麻痺による手の変形は親指の付け根にある筋腹が陥没し、小銭を指先でつまむ動作すら困難になる重篤な疾患である。一方、指先の細かな運動に何ら不自由がなく、単に「肘を伸ばした際にくっつく」だけであれば、それは骨格や関節の柔軟性に起因する骨格性の猿手と判断できる。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。