大腸憩室炎の激痛はなぜ左下腹部に?ピーク期間と入院判断の真相を解説

大腸憩室炎の激痛はなぜ左下腹部に?ピーク期間と入院判断の真相を解説

大腸憩室炎の激痛はなぜ左下腹部に?ピーク期間と入院判断の真相を解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

Q1:大腸憩室炎の痛みは、便秘の痛みやガス腹とどのように見分ければよいですか?
A1:便秘やガスによる痛みは排便や排ガス(おなら)によって一時的に軽快することが多いのに対し、大腸憩室炎の痛みは炎症による組織損傷を伴うため、排便後も痛みが持続・増悪します。また、押した場所をピンポイントで痛がる「局所圧痛」や、歩く・咳をする振動で響く感覚、37度以上の微熱を伴う場合は、単なる便秘ではなく憩室炎を強く疑うべきサインです。

Q2:憩室炎が治った後、大腸カメラ(内視鏡検査)は受けるべきですか?
A2:急性期の炎症が完全に治まってから、およそ6〜8週間後に全大腸内視鏡検査を受けることが強く推奨されます。憩室炎を起こした部位の腸壁肥厚が、実は進行大腸がんの病変と類似しているケース(悪性腫瘍の合併や見逃し)を完全に否定するためです。ただし、炎症が残っている急性期の内視鏡検査は、腸穿孔を誘発する恐れがあるため禁忌とされています。

Q3:自宅療養中に急に強い寒気と震えが出ました。どうすればよいですか?
A3:悪寒戦慄(ガタガタと震えるほどの寒気)は、局所の細菌や毒素が血流に乗って全身に回る「菌血症」や「敗血症」の兆候です。体温が急上昇する直前によく見られます。この状態を自宅で経過観察することは極めて危険であるため、夜間・休日であっても直ちに救急外来を受診するか、救急車を要請してください。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。