ヘルパンギーナと手足口病の違いは?見分け方と登園基準を徹底解説

ヘルパンギーナと手足口病の違いは?見分け方と登園基準を徹底解説

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保護者が最も直面しやすい疑問が、「この発疹と熱はどちらの病気なのか」という点です。両者を見分ける決定打となるのは、発疹ができる場所の分布と熱の上がり方・継続日数の2点に集約されます。

ヘルパンギーナの場合、病変はほぼ口腔内の奥深くに限定されます。具体的には、軟口蓋から口蓋弓と呼ばれる「のどちんこ」の周辺に直径1〜2ミリ前後の小さな水疱が多発し、それが破れて灰白色の潰瘍を形成します。手足や臀部に発疹が出ることは原則としてありません。熱の出方も極めて急激で、39度から40度を超える突発的な高熱で発症し、熱性けいれんを誘発しやすい点も特徴です。発熱期間は通常2日〜3日間続き、解熱とともに喉の潰瘍も徐々に上皮化していきます。

対して手足口病は、その病名が示す通り全身へ発疹が散発します。口腔内では舌、頬の粘膜、唇の裏側など前方部分にも水疱ができやすく、さらに手のひらや足の裏、足の甲、膝、お尻周辺に米粒大の紅斑や水疱性発疹が現れます。熱に関してはヘルパンギーナほど上がらないケースが大半を占め、発熱自体が全体の約半数にとどまります。熱が出ても37度台後半から38度台前半の微熱で推移し、1日〜2日程度で速やかに平熱へ戻る傾向が顕著です。

臨床の現場では、発症初日に手足の発疹が目立たず「ヘルパンギーナ」と仮診断された後、翌日に手足へ特徴的な水疱が出現して「手足口病」へと診断が確定する事例も珍しくありません。発熱初期の段階だけで自己判断せず、全身の皮膚変化を継続して観察する姿勢が求められます。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。