炎症性粉瘤の典型的な臨床画像を見ると、皮膚の表面がドーム状に盛り上がり、中心部が赤紫から鮮紅色に変色している様子が確認できます。初期段階では米粒から小豆大の「痛みのないしこり」に過ぎませんが、細菌感染や物理的な圧迫によって袋が破れ、内部で異物反応が起きると数日でピンポン玉サイズにまで肥大化します。
代表的な炎症性粉瘤の初期症状は以下の通りです。
- 皮膚の下にコリコリとした硬いしこりを触れる
- しこりの中央に黒い点(開口部・ヘソ)が見えることがある
- 触ると微熱感を帯びており、軽く押すと鈍い痛みがある
- 時間の経過とともに赤みが広がり、周囲の皮膚が突っ張るように痛む
炎症が進んだ症例写真では、皮膚が限界まで薄くなり、内部に溜まった黄色〜乳白色の膿が透けて見える状態(波動を触れる状態)になります。この段階になると衣類が擦れるだけでも脂汗が出るほどの激痛を伴います。