自身の腰痛が本当に腸腰筋の硬さに起因しているのかどうかは、特別な医療器具を使わずにセルフチェックが可能です。整形外科やリハビリ現場で広く用いられている評価法「トーマステスト(Thomas Test)」を応用した判定法を紹介します。
【ベッドを使った腸腰筋柔軟性テストの手順】
1. 高めのベッドや頑丈なテーブルの端に腰掛けます。
2. 両手で片方の膝を抱え込み、胸にしっかりと引き寄せながら、ゆっくりと仰向けに倒れ込みます。
3. 抱えていないほうの脚(垂れ下がっている脚)の太もも裏が、ベッドの座面に自然につくかを確認します。
もし垂らした太ももがベッドから大きく浮き上がってしまったり、膝がピンと伸びてしまったりする場合、腸腰筋の重度な拘縮が疑われます。また、仰向けに寝ただけで腰の下に手のひらがスカスカと入るほど隙間ができる方や、足を伸ばして寝ると腰が痛むが、膝を立てると腰の痛みがスーッと和らぐ方も、ほぼ間違いなく大腰筋の短縮が痛みを誘発しているシグナルです。