教育現場や入学試験の受付窓口では、中3の年齢と卒業年次をめぐって毎年多くの確認要請が発生しています。進路指導を担当する教員や保護者コミュニティへの独自取材では、特に入試願書と履歴書作成における混乱が浮き彫りになっています。
都内私立高校の入試広報担当者は次のように実情を明かします。
「Web出願システムが普及した現在でも、生年月日の入力誤りや、早生まれのお子様で『満14歳』と書くべき欄に現在の学年固定概念から『15歳』と打ち込んでシステムエラーを起こすケースが散見されます。出願書類の生年月日は調査書との突合が行われるため、1箇所の記載ミスでも保護者様へ再確認の連絡を入れざるを得ません」
また、進学後やアルバイト応募、就職活動の際に作成する「履歴書」の学歴欄でも誤記が多発しています。2026年時点で中3の生徒が中学校を卒業するのは2027年(令和9年)3月です。しかし、中3の年齢計算で頭が混乱し、2026年3月に卒業したと勘違いして履歴書に1年早い年次を記入してしまう事例が少なくありません。
SNSや大手質問掲示板でも、「推薦入試の願書に書く年齢は出願日時点の満年齢なのか、学年の代表年齢なのか」「早生まれの子どもの卒業年度の和暦変換がわからない」といった悲鳴のような書き込みが毎年11月から1月にかけて急増します。原則として公的文書における「年齢」は、書類を提出・作成するその日時点での満年齢を記入するのが絶対的なルールです。