朝のメイク直後は目立たなかったはずなのに、日中オフィスで同僚と笑い合ったあと、鏡を見ると「ほうれい線の溝にファンデーションが白く溜まってくっきりスジになっている」という事態は、働く世代にとって最大のストレスの一つです。
この惨劇を防ぐための鉄則は、「溝をファンデーションで埋めようとしないこと」です。ファンデーションの顔料が厚く乗っている場所ほど、皮膚の伸縮によって生じたひずみが粉の偏りを生み、溝をより一層際立たせてしまいます。
外出先で即座に清潔感とふっくら感を取り戻すプロ推奨のリカバリーステップは以下の通りです。
- 乳液または保湿スティックでオフする:溜まったファンデーションの上からパウダーを重ねるのは厳禁です。綿棒や折りたたんだティッシュの角に少量の乳液をなじませ、溝に溜まった余分なファンデーションを優しく拭き取ります。
- 薄膜リキッドコンシーラーを「線」ではなく「点」で置く:明るめのハイライト効果を持つ筆ペンタイプのコンシーラーを選び、小鼻の脇の最も影が濃い「くぼみ部分」にのみ少量を点置きします。溝全体に線を引いてはいけません。
- 指先で叩き込み、境界線をぼかす:摩擦を加えず、垂直にトントンとタップして肌に密着させます。光の乱反射(ソフトフォーカス効果)によって影を物理的に飛ばすのがポイントです。
- フェイスパウダーは「パフに残った微量」のみ:仕上げのお粉は、パフに揉み込んで余分な粉を手の甲で落としたあと、溝を広げるように指で軽く皮膚を押さえながら、ごく少量をそっと押さえる程度に留めます。