泣きたくないのに泣いてしまう理由とは?職場の涙を止める対処法と真相

泣きたくないのに泣いてしまう理由とは?職場の涙を止める対処法と真相

泣きたくないのに泣いてしまう理由とは?職場の涙を止める対処法と真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

業務中のトラブルや面談など、仕事で泣きたくないのに泣いてしまう原因を紐解くと、ビジネスパーソン特有の心理的葛藤が浮き彫りになります。とりわけ相談件数として突出して多いのが、「怒られている最中に涙が止まらなくなる」という悩みです。

厳しい指導を受けている際、当事者の内面では「言い返したいけれど立場上反論できない」「ミスを論理的に弁明したいが言葉がまとまらない」という激しい内的コンフリクト(葛藤)が発生しています。このとき生じる怒られると泣いてしまう心理の正体は、心理学でいう「闘争・逃走反応(Fight or Flight)」が遮断されたことによるフリーズ状態です。

攻撃(反論)も逃走(その場から立ち去る)も許されない密室の環境下で、人間の防衛本能は「仮死状態」に似た過剰な情動抑制を選択します。外見上は押し黙っているように見えても、体内では心拍数が急上昇し、行き場を失った強烈なエネルギーが涙腺を激しく刺激します。怒られている本人は決して「許してもらおう」「同情を買おう」としているわけではなく、むしろ「絶対に泣きたくない」と歯を食いしばっているにもかかわらず、身体の生理反応が理性を完全に追い越してしまうのです。

さらに、幼少期の家庭環境や過去のパワハラ体験などによる「威圧的な声に対するトラウマ的恐怖」が条件反射として刷り込まれている場合、扁桃体が相手の怒号を物理的な生命の危機と誤認し、より瞬時に涙のトリガーを引いてしまう傾向が確認されています。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。