バレーボールの派生種目や生涯スポーツとしての各連盟規格でも、独自のネット高が厳密に定められています。
ビーチバレーネットの高さは、足場が不安定な砂上で行われる過酷な競技でありながら、インドアと全く同じ男子2.43m・女子2.24mが適用されます。砂に足をとられてジャンプ高が低下する分、ネットが相対的に高く感じられ、より高度なボディバランスとショットの正確性が問われる設計です。
一方、ゴム製の柔らかいボールを用い、幅広い世代に親しまれるソフトバレーボールネットの高さは2.00m(コートサイズ8m×13.4m、バドミントン支柱を流用可能)と低めに設計されており、誰もがブロックやアタックの爽快感を味わえる工夫が凝らされています。
さらに、シニア層がしのぎを削るマスターズバレーボールネット規定では、年齢に伴う関節への負担軽減とラリーの継続を目的とした段階的なスライド制が採用されています。日本スポーツマスターズや全国健康福祉祭(ねんりんピック)等の大会では、男子50代で2.38m、60代で2.30m、女子も年齢区分に応じて2.10m〜2.05m程度までネットを下げる特別ルールが整備されています。