Q1:手動のタンパー(自重数キロの道具)だけで、乗用車の駐車場下地を作ることは可能ですか?
A1:現実的には極めて困難であり、おすすめできません。乗用車(約1.5t以上)の荷重を支えるには、砕石層(RC-40)を最低10cm厚で強固に噛み合わせる必要がありますが、手動タンパーの衝撃力では深部まで石を締め固めることができません。短期的には平らに見えても、数ヶ月でタイヤが乗る部分だけが轍(わだち)状に沈み込みます。駐車場を施工する場合は、最低でも60kg〜80kgクラスのプレートコンパクターを機械レンタルして使用するか、業者へ依頼してください。
Q2:転圧の前に水を撒く理由は何ですか?雨上がりの施工でも大丈夫ですか?
A2:土粒子同士の摩擦を減らし、粒子を最も密に再配列させる「最適含水比」に近づけるためです。適度な水分は潤滑油として機能します。ただし、雨上がりのように土がドロドロになって靴や機械の底板にべったり付着する状態(過湿状態)での転圧は厳禁です。水圧によって土が逃げてしまい、強度が全く出ないばかりか地盤を練り返して弱体化させてしまいます。表面が適度に乾き、握ると崩れない程度に湿っているタイミングがベストです。
Q3:一般の個人でも、プレートコンパクターやランマーをレンタルできますか?
A3:はい、可能です。全国展開している建設機械レンタル店(アクティオ、カナモト、西尾レントオールなど)や、大型建機を取り扱うホームセンターで一般向けにレンタルを行っています。相場はプレートコンパクターで1日あたり2,000円〜4,000円程度(燃料代別・運搬費別)です。ただし、重量が60kg以上あるため、運搬には軽トラックやバンが必要となり、積み下ろしのためのアルミラダー(歩み板)の準備や複数人での作業が必要となります。
Q4:砕石を厚く敷けば敷くほど、地盤は頑丈になりますか?
A4:一概にそうとは言えません。砕石層を厚くしても、1層ごとに締め固める「層状転圧」を行わなければ、深部が緩んだままとなり逆効果になります。また、そもそも砕石の下にある「元の土(路床)」が軟弱な場合、砕石だけをいくら厚く敷いて転圧しても、下から泥が上がってくる「泥炭化」を起こして沈下します。地盤そのものが軟弱な場合は、砕石を厚くする前に地盤改良材(セメント系固化材)を混ぜて元地盤を固める必要があります。