定時帰り求人のネットの反応をリサーチすると、求職者の切実な期待と、入社後に突きつけられるギャップが鮮明に見えてきます。「残業なし」をアピールする求人には、特有のカラクリが潜んでいます。
最も警戒すべきは、「みなし残業(固定残業代制)」が組み込まれていながら定時退社を強調するケースです。ネット上では「定時退社を推奨と書いてあるのに、固定残業30時間分が含まれていた。早く帰ろうとすると『まだ時間残ってるよね』と無言の圧力をかけられた」という告発が散見されます。
さらに、「持ち帰り残業の温床」という盲点もあります。オフィスでの残業はゼロとしてカウントされていても、個人のスマートフォンや自宅PCでチャットツールへの即レスを強いられる「ステルス残業」が存在します。定時退社できる業界の評判を精査する際は、表面的な残業実績だけでなく、退勤後の連絡頻度やPCログの管理体制まで確認することが不可欠です。