中古車査定士は意味ない?合格率・年収と2026年の実態を現場取材で暴く

中古車査定士は意味ない?合格率・年収と2026年の実態を現場取材で暴く

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一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が実施する「中古自動車査定士技能検定」は、取り扱う車両区分に応じて「小型車査定士」と「大型車査定士」の2種類に分かれています。一般的な乗用車や商用車、最大積載量4トン未満の貨物車を対象とするのが小型車査定士であり、トラックやバスなど大型車両を扱うのが大型車査定士です。

試験の難易度を示す合格率は、小型車・大型車ともに例年75%〜85%前後で推移しています。国家資格のように「上位何割かを絞り込む落とすための試験」ではなく、事前に課される3日間の技能講習を真面目に受講し、査定基準を正確に理解していれば大半が合格できる設計です。

試験内容は大きく「学科試験」と「実技試験」の2軸で構成されます。

  • 学科試験:中古自動車査定制度、査定基準および細則、自動車の構造・装置、保安基準や自動車登録などの関係法令から出題。択一式および筆記形式。
  • 実技試験:実車、または査定状態図(展開図)を用いた車両状態の判定。外装の傷、凹み、板金修理跡、骨格部位(フレーム)の歪みや交換歴を特定し、減点計算を行う。

ここで多くの初学者が疑問に抱くのが「市販のテキストで独学合格できるのか」という点です。結論から言えば、完全な独学のみでの受験は事実上不可能です。試験の出願にはJAAIが主催する事前の査定講習受講が義務付けられており、受講料と検定料を合わせた費用は数万円規模にのぼります。ただし、試験対策に必要な勉強時間そのものは20〜30時間程度と比較的短く、講習で配付される公式テキストと過去問演習を1〜2週間反復すれば、自動車工学の予備知識が少ない営業担当者でも十分合格水準に達します。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。