Q1:手術翌日から仕事や学校に行けますか?コンタクトレンズやメイクはいつから再開可能ですか?
A1:デスクワークや軽作業であれば、翌日に眼帯を外した直後から復帰可能です。ただし、力仕事や激しい運動は血圧を上昇させ、再出血や腫れの悪化を招くため術後3〜4日間は控えてください。メイク(アイメイク以外)は翌日から可能ですが、目元のアイシャドウやマスカラは感染防止のため約1週間後まで禁止となります。また、コンタクトレンズの装着は創部に物理的刺激を与えるため、抜糸後または術後1週間〜10日程度経過し、医師の診察で創部の閉鎖が確認されてから再開するのが鉄則です。
Q2:麻酔の痛みが極端に怖いのですが、笑気麻酔や静脈麻酔を使って受けることはできますか?
A2:一般的な眼科クリニックでは局所麻酔のみで行われますが、美容外科を併設する眼形成クリニックや一部の先端的な眼科では、鼻から吸入して不安を和らげる「笑気麻酔(低濃度笑気吸入鎮静法)」をオプションとして導入している施設が増えています。恐怖心が極めて強いパニック傾向の方や、どうしても局所注射の痛みに耐えられない方は、笑気麻酔に対応している眼科クリニックを意図的に選定して受診することをおすすめします。
Q3:霰粒腫のしこりを長期間放置すると、悪性腫瘍(眼瞼がん)になる危険はありますか?
A3:霰粒腫そのものは良性の無菌性肉芽腫であるため、これが悪性化してがんに変化することはありません。しかし、高齢者の場合、マイボーム腺から発生する「脂腺癌(しせんがん)」という悪性腫瘍が、初期の霰粒腫と非常に酷似した見た目で発症することがあります。数ヶ月経っても治らない、高齢になって初めてできた、切開してもすぐに同じ場所が崩れて増殖するといったケースでは、摘出した組織の病理組織検査(生検)を行い、悪性腫瘍でないことを確実に鑑別することが極めて重要です。