偏差値50はどのくらい?上位割合と大学レベル・就職の現実を解剖

偏差値50はどのくらい?上位割合と大学レベル・就職の現実を解剖

偏差値50はどのくらい?上位割合と大学レベル・就職の現実を解剖の詳細について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

ネット上の質問サイトやSNSでは、「大学の偏差値50は頭がいいのか、それとも悪いのか」という論争が絶えません。現役大学生や卒業生の生の声、個別指導塾の現場講師の証言を検証すると、評価は真っ二つに分かれます。

大学受験指導を手がける現役塾長のひとりは、次のように率直な現場感を吐露しています。「大学受験において偏差値50というのは、残酷な言い方をすれば教科書の基礎事項にまだ無数の穴があり、復習の徹底ができていない状態を意味します。しかし同時に、高校入試をくぐり抜けた集団の上位半分に食らいついている証拠でもある。決して頭が悪いわけではなく、正しい勉強法と演習量を投下すれば偏差値60(MARCH・関関同立レベル)へジャンプアップ可能な最も伸び代のあるポジションなのです」。

一方、大学卒業後の「出口戦略」である就職市場に目を向けると、よりシビアな現実が待ち構えています。リクルートやマイナビなどの採用支援データを俯瞰すると、外資系戦略コンサル、総合商社、メガバンクの本部総合職、大手広告代理店などでは、依然として旧帝大・早慶・MARCH・関関同立などを基準とした「学歴フィルター」が存在します。偏差値50近辺の中堅大学の場合、WEBテストやエントリーシートの段階で自動選考落ちを経験するケースは否定できません。

しかし、就職市場のすべてが学歴で決まるわけではありません。大手メーカーの技術職・営業職、地域インフラ企業、公務員、専門商社、急成長中のIT・メガベンチャーなどでは、大学名そのものよりも「学生時代に何を成し遂げたか」「自走して課題を解決できるか」という個人の実力値が極めてフェアに評価されます。実際に日東駒専・産近甲龍から大手優良企業への内定を勝ち取る学生は毎年多数存在しており、「偏差値50の大学だから人生詰む」というネットの言説は明らかな暴論です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。