オリゴ糖は砂糖の代わりになる?甘さ換算と料理の落とし穴を徹底検証

オリゴ糖は砂糖の代わりになる?甘さ換算と料理の落とし穴を徹底検証

オリゴ糖は砂糖の代わりになる?甘さ換算と料理の落とし穴を徹底検証について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

オリゴ糖と一口に言っても、原料や分子構造によって性質は大きく異なります。家庭で主に使用される代表的なオリゴ糖と上白糖のスペックを客観的な測定データで比較整理しました。

甘味料の種類甘味度(砂糖=100)1gあたりのカロリー推定GI値・特性上白糖(ショ糖)100(基準)約4.0 kcalGI値:約65〜70
即効性のエネルギー源だが血糖急上昇リスクありフラクトオリゴ糖約30〜60約2.0 kcalGI値:約10〜15
難消化性。砂糖に最も近い上品な甘み質ガラクトオリゴ糖約25〜40約2.0 kcalGI値:約10前後
母乳にも含まれ、耐熱性・耐酸性に優れるイソマルトオリゴ糖約40〜50約3.0 kcalGI値:約35〜45
消化性画分を含む。熱や酸に強く粘性保持に優れる

日本食品標準成分表および各糖質メーカーの公表データを照合すると、難消化性に優れたフラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖のカロリーは砂糖の約半分(1gあたり2kcal)にとどまり、食後血糖値の上昇を示すGI値も極めて低い水準を保っています。

一方で、スーパーの店頭で安価に販売されているシロップ状の多くはイソマルトオリゴ糖を主原料としています。イソマルトオリゴ糖は小腸で一部が消化酵素により分解されるため、カロリーは1gあたり約3kcal、血糖値への影響もゼロではありません。「オリゴ糖だから太らない」と過信して大量消費すると、普通に糖質過多を招く点に留意が必要です。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。