新車のカタログを開くと、30km/Lを超えるような驚異的なスペックが誇らしげに並んでいます。しかし、国土交通省の審査基準であるWLTCモードは、規定された走行パターンに基づく試験室での測定値に過ぎません。実際の公道では、真夏の冷房使用、真冬の暖房稼働、信号待ちの多いストップ&ゴー、多人数乗車による重量増といった過酷な負荷が常に加わります。
大手燃費管理サービスや全国のドライバーから収集された統計データを分析すると、2026年最新ファミリーカー燃費における実燃費達成率は、良好な車種でもカタログ値の約75〜85%、条件の悪い都市部走行では60〜70%程度まで落ち込むケースが珍しくありません。特にハイブリッド車の場合、冬場に車内を暖める温水ヒーターを作動させるためにガソリンエンジンが頻繁に強制始動し、カタログ値から極端に落ち込む現象が知られています。
ファミリーカー選びで家計を本当に守るためには、カタログスペックの優劣に一喜一憂するのではなく、オーナーたちが記録している実走行データを基準にしたシミュレーションを行うことが不可欠です。