コーティングが剥がれてしまった場合でも、ジュエリー修理店に依頼すれば「新品仕上げ+ロジウムメッキ直し」によって購入当初の美しい輝きを取り戻すことが可能です。大切なジュエリーと末永く付き合っていくためには、事前に修理コストを把握しておく必要があります。
一般的なロジウム再コーティング費用相場は、アイテムの形状や地金素材によって異なりますが、以下の数値が業界標準となります。
- シンプルな指輪(ストレートリング):3,300円〜5,500円(税込)
- ダイヤモンドや色石が留まったリング:5,500円〜8,800円(税込)
- 細身のネックレスチェーン:3,850円〜6,600円(税込)
- ペンダントトップ付きネックレス:6,000円〜11,000円(税込)
- ハイブランドジュエリー(カルティエ、ティファニー等):12,000円〜20,000円以上(※構造や保証規定により要見積もり)
ロジウムメッキ直しジュエリー修理の工程は、単に上からメッキ液を浸すだけではありません。まず残存している古いロジウム被膜と表面の小傷をバフ研磨で完全に削り落とし(下地研磨)、超音波洗浄と電解脱脂によって油脂分を完全除去した後、電解メッキ槽に浸して均一にロジウムを電着させます。そのため、石留めの爪の緩みがないか、熱や酸に弱い宝石(エメラルド、オパール、真珠など)が付いていないかなど、専門技術者による精密な事前チェックが必須となります。
近年におけるジュエリーコーティング最新事情まとめとして特筆すべきは、「ニッケルフリーコーティング」の標準化と、電着被膜の耐久性向上です。アレルギーに対する消費者の関心が高まったことを受け、現在の大手国内ジュエリーブランドや信頼できる工房では、下地にニッケルを一切使用しない完全ニッケルフリーメッキが主流となっています。さらに、従来の電解メッキよりも密着力を高めた精密電着技術が開発され、以前よりも剥がれにくい加工へと進化を遂げています。