閉鎖直後からSNS等では「民間企業が買い取って営業再開するのではないか」「クラウドファンディングで復活できないのか」といった淡い期待の声が散見されました。しかし、結論から言うと健民海浜プールが水泳施設として営業再開する可能性はありません。
復活が不可能な理由として、以下の物理的・経済的要因が存在します。
第一に、プール設備自体の完全撤去が既定路線として完了している点です。再開するためには単なる修繕ではなく、数万平方メートルの敷地にゼロからプールを新設する必要があり、その建設コストは物価高騰の影響もあって開園当初の比ではありません。
第二に、金沢市および周辺自治体における屋内温水プール施設の充実です。近隣には通年利用が可能な公営プールが複数整備されており、年間稼働が7月・8月の2ヶ月弱に限定される屋外メガプールの新設は、民設民営のビジネスモデルとしても採算性が極めて厳しいと判断されています。行政としても、莫大な税金を特定の季節レジャー施設に集中投下することは困難であり、苦渋の決断として完全撤退の道が選ばれました。