パソナに対してネガティブな印象を持つ人が後を絶たない背景には、単なる一企業の不祥事にとどまらない、「政治との距離感」と「人材ビジネスの構造的歪み」が複雑に絡み合っています。創業者である南部靖之氏の強烈なカリスマ性と独自の経営手法は、メディアで称賛される一方で、常に世間の警戒感を生んできました。
ネット上でパソナの評判が悪い理由を整理すると、主に3つの要因に行き着きます。第一に、国や地方自治体の大規模プロジェクトを次々と受注する過程で生まれた「政商」としてのイメージ。第二に、非正規雇用の拡大によって利益を上げているという社会的批判。そして第三に、一般の民間企業とは一線を画す特異な企業カルチャーです。これらが重なり合い、何か社会的な出来事があるたびにパソナの過去の炎上事例が蒸し返される構造が完成しています。