近年のFIBA公式ルール改定を経て、レフェリー陣の判定基準はよりスピード感と選手の安全性を重視する方向へ洗練されています。審判がノーチャージエリア付近のコンタクトをわずかコンマ数秒で判定する際、着目しているチェックポイントは以下の3点に集約されます。
まず第一に「空中へ跳び上がった瞬間のディフェンスの足の位置」です。オフェンスがドライブから踏み切ってジャンプした時点で、ディフェンスの足が完全にノーチャージエリアの外にあったかどうかが最優先で確認されます。オフェンスの跳躍後にディフェンスがエリア外へ逃げ出しても、その移動は考慮されません。
第二に「コンタクト時の胴体の向き」です。ディフェンスが真上へ跳び上がるバーティカリティ(垂直性の原則)を維持していれば、ノーチャージエリアの枠組みを超えて正当な守備として認められるケースがあります。そして第三に「オフェンスのアームアクション」であり、ゴール下での激しい攻防では、足元の位置関係と同時に手先のファウルが起きていないかが立体的に観察されています。