ドラマー界隈でにゃんごすたーが神格化される理由は、単にテクニックが高いからだけではありません。「着ぐるみを着用した状態での演奏難易度」が極限に高いためです。
通常のドラム演奏では、視界によるキットとの距離感の把握、耳から入るモニター音の正確なモニタリング、そして手首や足首のスナップを活かした柔軟な体の動きが不可欠です。しかし、にゃんごすたーの構造上、視界は小さな覗き穴に限られ、ウレタン素材によって腕や肩の可動域は大きく制限されます。さらに内部の温度上昇による極度のスタミナ消耗は避けられません。
それでもBPM200を超える高速メタルナンバーをタイトに刻み続けられるのは、体にしみついた完璧なマッスルメモリー(筋肉の記憶)と、寸分のブレもないリズムキープ力があるからに他なりません。まさに尋常ならざる修練の積み重ねが生み出した職人技と言えます。