SNSや口コミサイトで定期的に話題となるのが、「飲むと悪夢を見る」という奇怪な都市伝説だ。実はこの現象、睡眠生理学の視点から紐解くと非常に合理的な理由が見えてくる。
一般的に、記憶の整理や夢の再生が行われるのは主にレム睡眠時とされる。しかし、それまで慢性的な睡眠不足や浅い眠りに苦しんでいた人が高機能乳酸菌の摂取によって急速にノンレム睡眠を深く経験するようになると、睡眠サイクルの切り替わりが急激になり、脳の神経系が活性化する。この過渡期において、脳が溜め込んでいた情報処理を一気に進める結果、普段よりも鮮明な夢を鮮明に記憶しやすくなる。
長年のストレスや緊張から脳が解放されるプロセスで、潜在意識にあった不安や刺激的な記憶が夢として表面化することもある。つまり「悪夢を見た」と感じる現象は、必ずしも体調悪化を意味するのではなく、脳が急速に深い休息に入り、溜まったストレスを処理しようとする回復プロセスの裏返しである可能性が高い。