鳥取大学の本部キャンパスは鳥取市にありますが、医学部生が6年間を過ごすのは鳥取県西部の米子市に位置する米子キャンパスです。この立地をめぐっては、受験生の間で「地方特有の閉鎖感があるのではないか」「娯楽が少なく退屈なのではないか」といった声が散見されます。
しかし、実際の評判と現場の様子を検証すると、医学生にとって極めて恵まれた教育資源が集約されていることがわかります。米子キャンパスの敷地内には高度救命救急センターやがんセンターを擁する「鳥取大学医学部附属病院」が隣接しており、低学年の早期体験実習から高学年のクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)に至るまで、キャンパスから移動することなく最先端の臨床現場にアクセスできます。
生活面においては、大都市圏のような繁華街こそないものの、家賃相場が3万〜5万円台と手頃で、生活コストを大幅に抑えられます。スーパーや商業施設も自転車や自動車の行動圏内に揃っています。学生間の結びつきが非常に強く、部活動や学園祭(錦祭)を通じて学年の垣根を越えたタテ・ヨコのネットワークが強固に築かれる点も、地方単科キャンパスならではの魅力です。