テレビ局のビジネスモデルが根底から変わる中、フジテレビのデジタル戦略の柱となっているのが見逃し配信プラットフォーム「TVer」での積極展開と、自社定額制動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」の強化です。
地上波放送終了直後から配信されるTVerでは、ドラマや人気バラエティが週間再生数ランキングの上位を常時独占しています。さらに、過去の名作アーカイブや地上波では放送しきれなかった未公開映像、オリジナルスピンオフを「FOD」に集約させることで、無料ユーザーを有料会員へとシームレスに誘導する導線設計が完成しました。
FODは単なるテレビ番組の保管庫にとどまらず、オリジナルドラマの制作や海外ドラマの独占買い付け、電子書籍配信との連携など、総合エンタメプラットフォームとして独自の経済圏を確立しています。地上波の広告収入依存から脱却し、デジタル課金と配信広告を組み合わせたハイブリッドな収益構造の構築において、フジテレビは先頭集団を走っています。