「火を使わないから安全」という安心感にとどまらず、象印の卓上IHが料理好きやファミリー層に長く選ばれ続ける背景には、炊飯ジャーや電気ポットの開発で培われた確かな温調技術があります。象印マホービン公式の製品開示資料によると、現行の主力機であるEZ-KG26は、100V卓上家庭用IH調理器において業界トップクラスとなる高さ約3.0cmの超薄型ボディを実現しました。公式オンラインストア(象印ダイレクト)での定価は26,180円(税込)と、普及価格帯のモデルよりワンランク上に位置付けられていますが、その質感と操作性は価格以上の完成度を誇ります。
卓上IH調理器で最もストレスとなるのは「鍋の位置が高くなり、中身が見えにくく、取り分けづらい」という物理的な制約です。EZ-KG26は薄型化を極限まで押し進めたことで、ダイニングテーブルに置いた際の一体感を劇的に向上させました。さらに、天面には凹凸のないフルフラットガラストッププレートを採用しており、煮こぼれや油ハネもひと拭きで清掃可能です。
一方、長年愛されているEZ-HG26は、「弱火」「中火」「強火」がボタン一つで直感的に切り替えられるワンタッチキーを搭載。複雑な液晶メニューを見ずとも指先ひとつで調節できる設計は、シニア層や機械操作が苦手な層から「これ以外は使えない」と絶大な信頼を得ています。新旧どちらの系譜にも共通しているのは、ユーザーの日常導線を徹底的に考え抜いた「実用重視のクラフツマンシップ」と言えます。