キツネノタイマツの主な発生時期は初夏から秋(6月〜10月頃)です。特に梅雨時の長雨が続いた後や、秋の台風通過後など、土壌の湿度と地温が上昇するタイミングで一気に地上部へ姿を現します。
自生場所として最も典型的なのが竹林や笹藪です。竹の地下茎周辺には豊富な有機物が蓄積されており、腐生菌であるキツネノタイマツにとって格好の栄養源となります。しかし近年では、住宅街の一般家庭の庭や公園の花壇での目撃例が目立ちます。
住宅地で突然発生する主な要因は以下の通りです。
- 園芸用腐葉土やウッドチップの導入:購入したバーク堆肥や腐葉土の中に休眠状態の菌糸や菌核が混入しており、散水によって活性化するケース。
- 剪定枝や落ち葉の放置:庭の隅に積み上げられた落ち葉や枯れ木が分解される過程で、土壌中の菌糸が活性化する環境が整うこと。
- 日当たりと湿度の停滞:塀際や植栽の陰など、風通しが悪く湿気がこもりやすい微気候が形成されていること。