クラッシュギャルズ旋風が最高潮に達する中、立ちふさがったのがダンプ松本率いる「極悪同盟」だった。反則無用の凶器攻撃でベビーフェイスを追い詰めるヒール軍団との抗争は、日本中のテレビお茶の間を恐怖と興奮で包み込んだ。
その極致が、1985年に大阪城ホールで行われた伝説の「敗者髪切りマッチ」である。敗者の髪をその場で丸刈りにするという過酷極まるルールのもと、彼女は流血の果てに敗北。バリカンで髪を刈り落とされながら無念の涙を流す姿は、日本中のお茶の間に強烈なトラウマと深い感動を刻みつけた。惨劇でありながら美しくもあるその一幕は、昭和のサブカルチャー史に残る決定的一瞬となった。