1939年1月1日生まれの池田昌子は、2026年1月をもって満87歳を迎えました。日本声優界の草創期を知る数少ない現役表現者であり、創立時から所属する東京俳優生活協同組合(俳協)において、今なお最高峰の重鎮として確固たる地位を保っています。
近年、テレビアニメのレギュラー番組への出演頻度は落ち着いているものの、公式な引退発表は一切行われていません。関係者の証言や業界動向を追うと、特別番組のナレーションや名作アニメの関連プロジェクト、メモリアル企画、ゲーム作品へのスポット出演など、体調とスケジュールを考慮しながら活動を続けています。2007年の「第1回声優アワード」功労賞受賞をはじめ、長年の功績に対する評価は年々高まるばかりです。
ネット上では一時「引退したのではないか」という噂が散見された時期もありましたが、これは露出を厳選し、自らの美学に合致した質の高い仕事に絞り込んでいることが背景にあります。「声が枯れるまで、求められる役がある限りマイクの前に立つ」という職人としての矜持は、80代後半を迎えた現在も微塵も揺らいでいません。