皇室としての公務に尽力される一方で、長年にわたり心血を注がれてきた分野がある。それが「水問題研究」だ。オックスフォード大学留学時代にテムズ川の水運史に取り組まれて以来、水資源の保全や防災、利用の歴史に関する研究を継続されている。
国際会議での基調講演をはじめ、水問題に関する学術的な視点は世界中の専門家から高く評価されている。自然災害が激化する現代において、水資源管理や環境問題への洞察は極めて重要な意味を持つ。象徴としての公務と、一人の専門家・研究者としての知性。この二つが絶妙に融合している点こそ、徳仁陛下の大きな特徴だ。