彼女の取材現場における立ち振る舞いは、一般的なアナウンサーの域を完全に凌駕している。かつて『熱闘甲子園』で見せた球児たちへの寄り添い方は、今やプロアスリートや代表選手たちの取材でも変わらない。試合前の早朝から球場に入り、選手の表情やミリ単位の変化も見逃さない観察眼は、選手側からの厚い信頼を獲得している。
日本のスポーツジャーナリズムにおいて、表面的な試合結果だけでなく、選手の「人間ドラマ」や「思考のプロセス」を言語化できる人材は決して多くない。彼女はインタビューにおいて、選手が本音を漏らしてしまう独特の間と安心感を作り出す。この現場力こそが、関係者から「ヒロドにしか聞けない話がある」と言わしめる最大の理由だ。