駐在所とは、都道府県警察の地域部に所属し、各警察署の管轄下で地域住民の安心・安全を支える最も身近な活動拠点です。外観は一見すると普通の一戸建て住宅のようですが、正面に赤色灯や警察のシンボルである旭日章が掲げられています。
街角で見かける交番との最も大きな違いは、「勤務する警察官がその場所に住んでいるかどうか」です。
交番は都市部や繁華街、駅前など事件・事故の発生頻度が高い地域に設置され、複数の警察官が24時間の交代制(当番・非番・日勤など)で勤務します。警察官は勤務時間が終われば自宅へと帰宅します。
対して駐在所の設置基準は、主に地方の農村部、山間部、過疎地域、離島など、広大な面積に対して人口密度が比較的低いエリアが中心です。原則として1名の警察官が家族を伴って居住し、地域に完全に溶け込みながら治安維持にあたります。
また、機動力の面でも違いが見られます。交番には小型警ら車(ミニパト)やパトカーが配備されるケースが多いのに対し、駐在所では小回りの利く原動機付自転車(いわゆる赤カブ・白カブ)や、雪道・悪路に強い小型四輪駆動の警ら車両が主力として活躍しています。