多くの人が疑問に感じるのが、「なぜ水兵が船を愛しているのか」という文脈の意味です。このフレーズの「リーベ」は、ドイツ語で「愛・好意」を意味する「Liebe(リーベ)」に由来しています。
明治から昭和初期にかけて、日本の医学や化学分野の学術用語はドイツ語を基礎として導入された歴史的背景があります。学生や研究者たちの間で、「水兵が自分の乗る船を深く愛している(水兵 Liebe 僕の船)」というロマンチックな情景と元素記号の音(Li・Be)を掛け合わせた語呂合わせが考案され、それが世代を超えて受け継がれてきました。
「七曲りシップス クラークか」の部分についても、「曲がりくねった沿岸を行く船(シップス)の船長はクラーク博士だろうか」という情景を連想させるストーリー展開になっており、言葉遊びとしての完成度の高さが、半世紀以上にわたって教科書傍用参考書の定番であり続ける理由です。