戦争ビジネスで巨万の富を得る「死の商人」の巨大利権と裏事情

戦争ビジネスで巨万の富を得る「死の商人」の巨大利権と裏事情

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歴史上、この忌まわしい異名を背負わされた代表格が、爆薬の発明家アルフレッド・ノーベルだ。1888年、兄の訃報を彼自身の死亡と誤認したフランスの新聞社が「死の商人が死亡した」と誤って報じた。自らが開発したダイナマイトが戦場で大量殺戮に使われた事実と、その刺激的な見出しに衝撃を受けたノーベルは、死後に遺産を平和基金へと寄付する遺言を残すことになる。

一方で、その称号を自らの権力として誇示するかのように振る舞った人物も存在する。第一次世界大戦期に暗躍したギリシャ出身の武器商人バジル・ザハロフだ。彼は競合する敵国双方に最新兵器を売りつけ、国家間の緊張を自ら煽ることで更なる注文を引き出す手法を確立した。「ヨーロッパの怪人」と恐れられたザハロフの謀略は、ビジネスのために流血を演出する近代ブローカーの原型となった。

中島 亮太
著者

中島 亮太

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