金融アナリストや起業家としてのキャリアを持つ大西つねき氏が、山本太郎氏率いるれいわ新選組の公認候補として表舞台に立った当時、永田町には確かな衝撃が走った。元外資系銀行員という特異な経歴を持つ彼が放つ独自の経済理論は、同党の「反緊縮」スローガンと共鳴するように見えたからだ。
しかし、党内での活動が深まるにつれ、二人の政治的スタンスの「ズレ」が徐々に浮き彫りになっていく。山本太郎氏が弱者救済と消費税廃止を第一に掲げるポピュリズム的・即効性重視の政策を展開するのに対し、大西氏は通貨発行の構造そのものを見直すべきだという根本的なシステム改変を主張。この視点の違いが、のちの劇的な破局への伏線となっていた。