高校生活の後半、彼の情熱はストリートダンス、特にブレイクダンスへと一気に注ぎ込まれた。部活動や放課後の時間を利用し、地元の駅前や練習場で夜遅くまで技を磨く日々が続く。当時の仲間たちは、彼が一つの技を完成させるために見せた常軌を逸した集中力を鮮明に覚えている。
華やかな世界への憧れからではなく、「目の前の技術を極めたい」という純粋な探求心。ブレイク直前に見せたこのストイックな没頭こそが、彼の表現の根底にある。周囲が遊んでいる間も黙々と身体を動かし、倒れ込むまでステップを打ち続ける姿は、まさに後に魅せるアクションの原型そのものだった。