2011年、乃木坂46の結成とともに一期生としてスタートを切った能條愛未。グループ内ではムードメーカーとしてのポジションを確立しつつも、歌やダンス、そして何より演技に対する並々ならぬ情熱を抱いていた。アンダーライブや舞台公演で見せる鬼気迫る演技は、早くから一部の批評家や舞台関係者の間で高い評価を得ていた。
だが、人気の上昇とともに避けて通れないのがメディアの追跡調査である。密着取材や独自の張り込みによってスクープが打たれた際、ファンの受け止め方は複雑だった。純粋にアイドルとしての理想像を追い求める声がある一方で、舞台という過酷な現場で切磋琢磨する一人の表現者としての人間性に共感を寄せる層も少なくなかった。