松本潤のキャリアを振り返る際、ファンの間で「第1次黄金期」「神ビジュアル期」として真っ先に名前が挙がるのが、2000年代前半から中盤にかけての数年間です。とりわけ『ごくせん』(2002年・日本テレビ系)の沢田慎役で見せたクールな不良高校生姿と、『花より男子』(2005年・2007年・TBS系)の道明寺司役で見せた圧倒的なカリスマ性は、今なお語り草となっています。
松本潤の若い頃におけるビジュアルの鋭さと華やかさは、当時のティーン層のみならず幅広い世代に衝撃を与えました。『金田一少年の事件簿』(2001年)で見せた繊細な少年性から、『ごくせん 沢田慎』での赤メッシュヘアとアンニュイな色気、そして『きみはペット』(2003年)のモモ(合田武志)役で見せた小悪魔的な可愛らしさまで、作品ごとに全く異なる表情を提示し続けた時期です。
そして2005年、『花より男子』の道明寺司役によってその人気は社会現象へと昇華しました。当時22歳前後だった松本潤が放つ圧倒的なオレ様感と、時折見せる純粋さのギャップは視聴者を虜にし、主題歌「WISH」や続編の「Love so sweet」の大ヒットとともに、ドラマ界のトップスターとしての地位を揺るぎないものにしました。「道明寺期こそが究極の全盛期」と主張する声が多いのも極めて自然な帰結です。